book-365のブログ

読んだ本の感想

「虫めずる姫君」を読んで


古典は全く読めないため、完全新訳という点にひかれて読みました。
虫が好きなお姫様、夜俳諧をして、あの人のところにいこーかな、どうしようかな、と迷う男子の気持ちなど、題材が面白かったです。
現代語訳つきするする読める点も助かりました。


今も昔も、人の気持ちや心の持ちようはあんまり変わらないんだな
違うのは風習やルールとかそういう点


虫めづる姫君 堤中納言物語 (古典新訳文庫)
虫めづる姫君 堤中納言物語 (古典新訳文庫)
光文社

「ぼくは挑戦人 ちゃんへん」を読んで


生い立ち、いじめの壮絶さ、成功までの過程、次はどうなる?と気になって、途中でやめられない


個人の問題ではなく、過去の歴史に苦しめられるという理不尽さ


お母さんの強さと優しさ


アイデンティティの悩み


スラム街の壮絶さ


そんな背景とともに語られる努力の過程は圧巻


ぼくは挑戦人
ぼくは挑戦人
ホーム社

「本が語ること、語らせること」を読んで


ご夫婦で私設図書館を運営されており、悩み相談もされている
悩みにあった本をご夫婦から選出・紹介している本


確かに、本から得る生きる術、数多・無限大だ


読みたい本がいくつかあったので買いました


本が語ること、語らせること
本が語ること、語らせること
夕書房

「恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図」を読んで



紛争、戦争、飢餓等々の原因と理由が地理的問題であるとの根拠の元、とても分かりやすくい説明されている


宗教間、部族間の争いと信じていたが、実は列強諸国の土地や資源略奪の結果であった
本当に痛ましく、悲しい結果だ・・・


翻訳本ながら、読みやすく、学生にも薦めたい


恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図
恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図
さくら舎

「アメリカ副大統領:権力への階段」を読んで


読み応えのある1冊


副大統領がどういう立ち位置なのか、とてもよく分かった
俗に言う、わきまえている人とそうでない人に大別される気がした
大統領になる夢を持っている人は、副大統領にはならない方がよい、と個人的に思った
お互いを敵と思わず、徐々に信頼関係を構築できたら最高だな
とはいえ、大変なことには変わらない


ケネディ、オバマ、トランプ、このあたりの話は、とても興味深かった
政治の話が、分かりやすく書かれているのは、女性目線だからだと思う


訳も読みやすかったが、てにをは、の間違いが散見されたのが残念