book-365のブログ

読んだ本の感想

「鴨川ランナー」を読んで

友人から大絶賛、絶対読んで、と言われたので読みました。


きみ、という1人称で自身のことを語っている
なんというか、違和感から始まります


日本語を学びたい、とやってきた外国人の生きづらさ、悩みがよくわかりました。
とても文章が上手です。ものすごく日本語を勉強してきたのだろうと思いました。
京大生が女の子を追っかける本は、きっと、あの本だろうな、とか谷崎潤一郎のくだりなど、嬉しくもなりました。


しかし、友人がどの部分にもっとも感動したのかが不明でした。
私には、少し、暗く感じました。


今度から外国人に接するときは、日本語で話そうと思いました。
どうしても、英語で話しかけてしまうし、日本人同士の会話に参加させづらい雰囲気を作っていました。
そのことについては、前々から気づいていて、どうにかしないといけないと思っていました。


自分の態度をあらためようと思った作品です。


いろいろなところで評価の高い1冊につき、共感できなかった自分の読み方が悪いのか、な・・・。


しかも、初投稿で、この感想。